一般社団法人 函館文化会の事業の内容

 
 函館文化会は、定款の目的に掲げる「郷土の文化を顕揚し、その振興発展を図る」との趣旨に鑑み、将来に向けてさらなる充実・進化を図るため、今年度も会員相互の交流を一層深めるとともに、関係機関・団体と連携し、郷土の文化活動を通じて広く市民の理解と認識の共有を図りながら次の事業を展開する。

 郷土史研究奨励事業として、平成元(1989)年に郷土史研究家 神山茂氏(1893~1965)の業績を称え、後進の研究者を励ます目的を持って「神山茂賞」を創設、毎年函館市及び近郊の郷土史について優れた研究、発掘、収集、出版などに事績を残した個人及び団体に贈る。
 「神山茂賞」の贈呈式は、毎年11月7日(神山茂氏の命日)に行い、贈呈式の後、「受賞者記念講演」及び「受賞者を囲んでの祝賀会」が開催される。


令和5年「神山茂賞」受賞者
箱館歴史散歩の会 主宰 中尾仁彦氏
受賞記念講演
100年後も「函館って、いいよね」と言われたいから
(講演の概要は会報86号に掲載予定)




令和4年「神山茂賞」受賞者
郷土史研究家 木村裕俊氏
受賞記念講演
『箱館戦争・新戦没者名簿』について
(講演概要は会報85号に掲載)






令和4年「神山茂奨励賞」受賞者
元造船技術者 新城光正氏
受賞記念講演
造船現場から見た「港はこだて史」の世界
(講演概要は会報85号に掲載)





令和2年「神山賞」受賞者
郷土史研究家 館 和夫氏
受賞記念講演
「川田男爵の進取の気性と江差追分の癒しの力」
(講演の概要は会報83号に掲載)




平成30年「神山茂奨励賞」受賞者
はこだて外国人居留地研究会様
(会長 清水憲朔氏)
受賞者記念講演 
「箱館開港と異文化受容を考える」
(講演の概要は会報81号に掲載)





平成28年「神山茂賞」受賞者
ノンフィクション作家 森本貞子氏
受賞記念講演
「函館近代史の輝かしさに魅せられて」
(講演の概要は会報79号に掲載)




平成29年「神山茂賞」を語る集い
平成29年「神山茂賞」受賞該当者がなく贈呈式は見送りになったが、制定後まもなく30年を迎えるにあたりこれまでを振り返り、より市民に親しまれる「神山茂賞」を目指す機会ととらえ、市民・会員とともに考える”「神山茂賞」を語る集い”を開催(H29.11.7)
(集いの概要は会報80号に掲載)




令和2年「郷土の歴史と文化」を語る集い
会員の親交を深めることを目的に、函館文化会が取り組む「郷土の歴史と文化の伝承」にちなみ開催(R2.2.13)
講師 NHK函館放送局長 阿部陽子氏
演題 ことばと地域文化について
(講演の概要会報82号に掲載)

     
  
  

郷土の史蹟、生活、産業、文化などの特性、歴史を市民とともに学ぶ

令和5年度函館文化会講演会
(R05.10.14 函館市中央図書館)
講師 函館大学教授 中村和之氏
演題 「アイヌ文化と函館~馬場・児玉コレクションから紐とく~」
(講演の概要は会報84号に掲載)




令和4年度函館文化会講演会
(R04.10.15 函館市中央図書館)
講師 気象庁函館地方気象台 橋本 勲氏
演題 「日本最初の気象観測所・函館~気象台150年の歴史とこれから~
(講演の概要は会報85号に掲載)




令和3年度函館文化会講演会}
(R03.10. 16 函館市中央図書館)
講師 元(株)ニチロ取締役東京支社長 加藤清郎氏
演題 「北洋漁業と函館~日魯漁業創業者堤 清六氏 没後90年にあたって~」
(講演の概要は会報84号)




令和2年度函館文化会講演会
(R02.10.17 函館市中央図書館)
講師 北海道新聞社小樽支社長 相原秀起氏
演題 「函館・空の事件簿~全日空ハイジャック事件から見えたもの~」
(講演の概要会報83号に掲載)



令和元年度函館文化会講演会
(R01.10.12 函館市中央図書館)
講師 元市立博物館長 田原良信氏
演題 「最後の箱館奉行 杉浦兵庫頭誠」
(講演の概要会報82号に掲載)





平成30年度函館文化会講演会
(H30.10.13 函館市中央図書館)
講師 北海道教員大学名誉教授 佐々木 馨氏
演題 「函館は文化の十字路」
~様々な宗教の中で育まれた街~
(講演の概要は会報81号に掲載)




平成29年度函館文化会講演会
(H29.10.13 函館市中央図書館)
講師 シネマアイリス代表 菅原和博氏
演題 「映画の街・函館」
(講演の概要は会報80号に掲載)









郷土の身近な生活文化を市民とともに実証的に学び、次代に継承することを目的とし平成28年度から開催


令和5年度11回「市民公開講座」
(R05.09.01 函館市亀田交流プラザ)
講師 NPO箱館写真の会会員 山田雄一氏
演題 函館市・亀田市合併50年昔の亀田 古写真で探訪(タイムスリップ)
(講座の概要は会報85号に掲載)





令和4年度第10回「市民公開講座」
(R05.03.17 函館市消防本部講堂)
テーマ 大火に学ぶ函館の街づくり
講師 (株)建築企画山内事務所代表取締役 山内一男氏
講師 函館市消防本部予防課長 花巻英典氏
(お二人の講座概要は会報85号に掲載)





和4年度第9回「市民公開講座」
(R04.08.23 函館大学)
講師 グレイスモデル代表 増井慎吾氏
演題 市電のルーツ・函館馬車鉄道ものがたり
(講座の概要は会報第84号に掲載)





令和3年度第8回「市民公開講座」
(R04.03.25 曹洞宗 国華山高龍寺)
講師 ギャラリー村岡代表 村岡武司氏
演題 「西部地区の魅力に惹かれて~元町からみえたもの~」
(講座の概要は会報「巴響」第84号に掲載)




(新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、令和3年度8月開催までは中止)

令和元年度第7回「市民公開講座」
(R01.08.29 湯倉神社本殿)
講師 元湯の川1丁目町会長 村山信夫氏
演題 「湯の川温泉いまむかし」
(講座の概要は会報81号に掲載)






平成30年度 第6回「市民公開講座」
(H31.03.20 JRA函館競馬場)
講師 JRA競馬博物館学芸員 秋永和彦氏
演題 「近代競馬の誕生と函館競馬場」
(講座の概要は会報81号に掲載)






平成30年度 第5回「市民公開講座」
(H30.08.27 カトリック元町教会)
講師 元町倶楽部会員 山本真也氏
演題 「函館の町並みは誰がつくったか」
(講座の概要は会報80号に掲載) 





平成29年度 第4回「市民公開講座」
(H30.03.20 函館市芸術ホール)
講師 函館市文化スポーツ振興財団理事長
佐々木 茂氏
演題 「箱館・洋楽アラカルト」
(講座の概要は会報80号に掲載)




平成29年度 第3回「市民公開講座」
(H29.09.05 函館山ロープウェイ展望台)
講師 元調理人 秋保 榮氏
演題 「生還した料理人 洞爺丸事故を語る」
(講座の概要は会報79号に掲載) 






総会終了後、会員による講話を中心に、会員相互の資質の向上を図る


令和5年度定時総会
講師 函館ゾンタクラブ創設メンバー
根津静江氏
演題 開国の先駆者『榎本武揚の点描』

(卓話の概要は会報85号に掲載)




令和4年度定時総会
講師 合資会社水引アート工房清雅舎代表 
今泉香織氏
演題 創作紙芝居「初代わたなべ熊四郎物語」

(卓話の概要は会報84号に掲載)



(令和2年度、令和3年度「卓話」は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため中止した)

令和元年度定時総会
講師 北海道教育大学非常勤講師 藤井良江氏
演題 「伝えていきた“昔の遊び”」

(卓話の概要は会報81号に掲載)





平成30年度定時総会
講師 三味線奏者 杵屋 勝幸恵氏
演題 「三味線人生よもやま話」
(卓話の概要は会報80号に掲載)






平成29年度定時総会
講師 講釈師 荒到夢形氏
演題 「講談と落語」
(卓話の概要は会報79号に掲載)







 郷土文化振興事業の一環として、郷土文化団体が函館市内において開催する講演会、展示会及び芸能発表会などに対し、予算の範囲内で助成する。事業の実施前に申請を受け、審査の上助成の可否を決定する。






毎年1回、会員に「親しまれる会報」、会員が「参加する会報」を目指した『函館文化会会報』を発行するとともに、必要に応じ郷土の文化に関する図書を発行する